こんにちは。あずびわです。
主としてAPU生向けに書いていますが、早期卒業自体が比較的珍しい制度だと思うので、他大の方にも参考になればと思って体験談を書きました。
また、年度やカリキュラムによって制度が異なることがあるので、参考にする際は鵜呑みにせずに、大学の公式の情報を参照してください。
例えば、私の2017カリキュラムではAPSにも早期卒業制度がありましたが、現在はありません(STも学部としてまだありませんでした)。
あらすじ
早期卒業プログラムに登録し、2024年3月に卒業する予定が、成績発表の際に専門が2単位足りず中退することに!?どうなっちゃうの〜?
早期卒業プログラムとは
立命館アジア太平洋大学(以下APU)では、早期卒業プログラムがあります。
国際的な大学で、半年毎に入学/卒業できるシステムがあるので、早期卒業では3年または3年半での卒業を選択できます。
1回生終了時(2セメ)または2回生終了時(4セメ)の追加募集の際に、いくつかの条件を満たすと申請することができます。
主な条件は
・GPA3.2以上
・一定の単位数の修得
などです。
1回生終了時に採用された場合は、2回生終了時に継続審査があり、単位数などを確認されます。
その後は、卒業時に再び条件を満たした上で面接を受ければ、早期卒業ができます。
申請まで
春入学(かつ休学などを含まない)の場合は、例年1月頃に募集があります。
申請期間が1週間もなく、(私の時は)Campus Terminalなどでの通知もなかったため、こまめにHPをチェックする必要があります。
例年、募集要項はあまり変わっていないと思うので、検討している場合は早めにチェックしておくと良いと思います。
申請の際は志望動機と履修計画について書く欄があります。
志望動機は、
・他の分野での院進を考えているので学部の時間を短くしたい
・履修上限が増える
・学費が安くなる
などと書きました。
履修計画は
・124単位の履修
1回生の間そこまで問題なかったので上限増えても問題なさそう
長期休暇中の単位修得プログラムや単位互換システムを活用したい
専門科目は3セメ以降で履修できる科目が多いから大丈夫そう
・英語開講
1回生で必修の英語を修得している
既に修得したブリッジプログラムの2単位を除く18単位を、セメスター毎に6単位ずつ履修して、もし足りなくなったら最終セメスターで履修する
といった内容を書きました。
申請時はGPA3.5程度で、1回生の履修上限36単位に加えて、FIRSTとGLADで4単位修得していました。
実際に
採用されてからは、セメスター毎にメールで卒業希望時期を申請するのみです。
単位数の確認などは特になかったのですが、卒業要件確認相談や履修相談などの際に早期卒業である旨を伝えて連絡すれば確認してもらえると思います。
履修上限が増えることに関しては、そこまできつくなかったです。
というのも、APUの2回生での履修上限は通常が20単位、早期卒業で24単位なのですが、他大の履修上限と比べると元々少ないので、24単位が特別大変ということはありません。
むしろ、必要な単位数に対して履修上限が少ないことが、かなりきつかったです。
1回生は全員共通なので18単位*2、2回生と3回生でそれぞれ早期卒業は24単位ずつ履修できます。
しかし、これだけだと132単位しか履修できないため、3年間で卒業するためには8単位しか余裕がありません。
そのため、初週だけ授業を受けてやっぱり履修を取り下げる、といった履修科目の選択は難しいです。
そんな中でもGPAもある程度は維持しなければいけないのが大変でした。
余裕を持つために、単位上限外で単位が認定されるプログラムに積極的に参加した方が良いと思います。
卒業するタイミングでは面接があります。
面接の質問は英語で、答えるのは日英どちらでも良いというシステムでした。
聞かれる内容は、制度の要件を満たしているかの確認と進路の予定くらいで、特別気負う必要はないと思います。
私は最終セメスターのタイミングで大学に再入学することを決め、卒業へのモチベが下がって授業の欠席が増えた結果、専門科目のみ2単位足りなくなりました。
4単位分は余裕を持って履修していたのですが、6単位落としたので皆さんは気をつけてください...。
早期卒業のメリット・デメリット
メリット
・履修上限が増える
私は色々な授業を履修したかったので、履修上限が増えるのは嬉しかったです。
・時間
浪人や留学などで人より遅れることに焦っているなら、早期卒業で1年早めることができます。しかし、APU内でも所謂のストレートよりも遅れている人はたくさんいますし、そこまで焦らなくてもいいとは思います。
ただ、3年での早期卒業の間に1年間休学することで、休学中に留学した上で4年での卒業ができそうだなと思います。
また、海外進学などで半年のずれがある場合に、空白期間を無くすこともできます。
・学費
3年での早期卒業であれば、授業料A(固定費、施設設備費に相当?)が1年分安くなります。
3年半での早期卒業は、特に安くならないような気がします。
・専門科目を早めに履修できる
通常は3回生以上で履修できるようになる専門科目を2回生でも履修することができます。
個人的には一人で授業を履修したいタイプだったので、(同級生の)知り合いが全くいないことが保証されている履修はありがたかったです。
・印象が良い
少しだけ就活をした際に、カジュアル面談などで話すとウケが良さそうでした。
ただ、就活に関しては印象の良さ以上に、1年短いことのデメリットの方が大きいかもしれません...。
デメリット
・リスクが大きい
私自身、単位が足りずに中退することになりました。
卒業に必要な単位数は変わりません。すなわち
・全体で124単位
・必修や専門科目62単位
・英語開講20単位
といった一般的な要件に関わる単位を、3年間で全て修得する必要があります。
そのため、前述したように単位がギリギリです。
必修科目であるcapstoneも最終セメスターに履修することになるので、単位を落とすと卒業できなくなります。
また、専門科目は同じ時限に開講されていることも多いので、早いうちに余裕をもって履修することが大事です。
・時間が減る、履修の制限がある
基本的に上限まで履修して、ある程度成績を維持しなければいけないので、他の人と比べて自由な時間が少ないと思います。
特に、4回生でゼミ以外ほとんど履修しない、といった時間割ができることは絶対にありません。
ゼミは3回生から履修できますが、早期卒業の場合は3回生しか履修できません。3回生ゼミと4回生ゼミの履修の扱いは先生によって異なるので、希望するゼミの先生に確認してください。
また、隔年/セメスターで開講されている授業を履修する時は注意が必要です。例年、開講時期が決まっていることが多いので、興味がある授業があれば、早めに確認して卒業までに履修できるように計画を立てておくと良いと思います。
AP言語や一般教養をたくさん履修する際も注意が必要です。私はゼミと時間が被ったのもあって、AP言語は1回生しか履修しませんでした。一般教養も興味があるものを履修していたのですが、その結果として専門が足りず中退したのでおすすめはしません(でも一般教養楽しかった)。
・情報が少ない
検索でこのブログに辿り着いた方も感じているかもしれませんが、早期卒業について書かれている情報を私は全く見つけられませんでした。
また、学内でも早期卒業した人の情報を聞くこともほとんどありませんでした。
早期卒業についての情報が少ないだけではなく、就活情報も少なかったです。
周囲と卒業時期がずれているため情報が得にくく、メールで学年毎に回ってくる就活情報も1年遅れていました(通常の卒業時期に合わせてメールが送られてきます)。
そのため、就活をするのであれば、掲示を見て自主的にイベントに参加したり、キャリアオフィスに相談したりと能動的に動く必要があります。
・学内の交換留学が厳しい
メリットの方で、休学を伴う留学による時間の遅れを取り戻せる、と書いたのですが、学内で交換留学をする場合は難しそうだな、と感じます。
留学して単位を修得しても全てが単位認定されるとは限らないので、単位に余裕がない中で、半年や1年間を違う大学で過ごすと、単位を取るのがかなりギリギリになると思います。
早期卒業の募集要項などでも事前に相談するように、とあるので、留学や早期卒業の期間によっては、交換留学に行っても問題ない場合もあると思います。
・早期卒業プログラムは辞められない
早期卒業プログラムに登録すると、後から辞めることはできません。
(成績とか単位とか調整したら継続審査で落ちそうですが...)
早期卒業を検討している方へ
英語の履修を飛ばせるなら飛ばした方が良いと思います。私は中級で始まって、1回生の間だけ履修していました。
初級で始まると英語開講を取れる時期が遅くなってしまうので、英語試験で単位認定をして早めに英語開講を履修できるようにした方が良いと思います。BOOSTなどを履修すれば、上限外の単位にもなって良いかもしれません(ただし履修していた友人は大変そうでした...)。
また、GPAの関係上、英語開講でも良い成績を取らなければいけないのは大変です。私はプログラミングを勉強していたので、英語開講はプログラミングを多く履修して、楽しく受講できたのですが、得意な科目がない場合は大変だと思います。
取れそうな科目があれば、専門科目を英語開講で履修するのも良いと思います。専門科目は早めに履修した方が良いです。
早期卒業を希望する理由は様々だと思うのですが、早期卒業を選択する理由が、「大学が合わないこと」であるならば、他の選択肢を検討してみるのも良いと思います。
私自身、編入や再受験を考えた後、早期卒業という選択をしました。しかしモチベを保てず、他の大学に入学することになり、APUの卒業は失敗しました。
どれが自分にとって最善の選択だったかは分かりませんが、他の選択肢を早く選んでいたら今頃どうなっていたんだろう、と考えることもあります。
早期卒業自体は良い制度だと思っていますし、興味ある方はぜひ積極的に挑戦してみると良いなと思います。
APU生らしいサークル活動や学生団体などは全くやっていなかったのですが、早期卒業や中退や理転大学入学などはレアだと思うので、何かあればお気軽にTwitterのリプ or DMまで!